直接交渉の手順
人によっては、任意整理を弁護士や司法書士に頼まず、自分で行うほうが良い場合があります。
任意整理とは、債権者と話し合うことで債務の減額や利息の免除、支払い方法の組み直しをすることを指します。
任意整理は弁護士や司法書士に絶対に依頼しなければいけないというものではありません。自分でもできることなので、ここではその手順を説明したいと思います。
任意整理というと難しく聞こえるかもしれませんが、その実は電話1本でもできるものです。要は任意整理したい債権者に電話して、和解を求めれば良いのです。
そのためには、まずはどの債務について任意整理をするのかを決めなくてはいけません。任意整理をするぐらいの状態なので、すべての債務を任意整理するのが良いと思いますが、人それぞれ事情もあると思います。
任意整理をする債権者が決まれば、その債権者に電話して、このままでは破綻することになり、そうなる前に返済を軽くする和解をしてほしいと伝えます。
このことは電話でも良いですし、書面にして送っても良いと思います。
いろいろな貸金業者がありますが、多くの貸金業者は和解交渉の席についてくれると思います。その後は、相手の指示に従いながら和解交渉をしていくことになると思います。
債権者との和解が成立すれば、和解書を交わすことになります。相手が貸金業者なら、和解書は準備してくれるはずです。
和解書を交わした後は、その和解内容に沿って返済をしていけば良いです。