過払い金にたかる悪徳弁護士
政治家や警察、医者、どこの世界でも悪い人はいるもので、弁護士にも悪徳弁護士が少なからず存在しています。
毎年、各地方ごとにある弁護士会では、そうした悪徳弁護士を除名していますが、それでも悪徳弁護士はいなくならないのが現実です。
悪徳弁護士にとって、この過払い金というのはまさに宝の山となっています。対した努力もせず、数百万円というお金を稼げるのですから、笑いが止まらないと思います。
過払い金の凄いところは、騙す人からお金をとるのではなく、貸金業者から合法的にお金を奪えるということです。
もちろん、過払い金はこれまで借金で返済を続けてきた人のものになりますので、最終的には本人からお金を騙し取るということなのですが、直接本人からお金を奪うわけではないというのが厄介なところでもあります。
本人は借金がゼロになったというだけ満足してしまい、数百万円という過払い金が受け取れたかもしれないということまで頭が回らないのです。
弁護士から費用分で過払い金は差し引きゼロですよと言われれば、はいそうですかとなるのは、仕方がないことなのかもしれません。
悪徳弁護士に騙されないようにするには、自分でも過払い金を計算してみることと、貸金業者との交渉で使用した書面を見せてもらうことです。
ただ、実際には書面は偽造できますし、計算で出た過払い金と実際に貸金業者が支払った過払い金とはイコールになりませんので、あまり意味がないかもしれません。
悪徳弁護士に当たらないような対策としては、弁護士会の紹介を利用するというものがあります。弁護士会の紹介なら、ほぼ大丈夫だと思います。