できるだけ長期分割で和解する
自分で貸金業者と和解する場合、和解内容をしっかりと自分で検討して合意する必要があります。
和解内容というと難しそうですが、簡単に言ってしまえば毎月の返済額と総支払額を決めるだけになります。
貸金業者には貸金業者の主張がありますので、債務者が毎月の返済額と総支払額を自由に決められるわけではありません。
ただ、貸金業者もそれらを自由に決めることはできませんので、立場は対等だと思います。
しかし、普通に考えれば、毎月の返済額を債務者が、総支払額を貸金業者が自由に決めることになると思います。
貸金業者が毎月１万円支払えと言っても、債務者が無理と言えば和解できません。毎月の返済額は債務者のできる範囲で決定しなければいけませんので、債務者が主導権を握ることになります。
債務者としては、多少返済期間が長くなって総支払額が多くなっても、毎月の返済額が少ないほうが良いと思います。
借金返済に時間がかかっても、確実に完済していくためには、毎月の返済負担を軽くして、間違いのないようにしたほうが安全です。
返済の途中で急な出費に直面することもありますし、自分で１万円返済可能だと思うなら、８０００円や５０００円といったように少な目で和解したほうが、絶対に良いと思います。
