破産者名簿に登録される
自己破産をした人は、その人の本籍地の市区町村役場にある破産者名簿に名前が書かれることになります。
え、そんな公共の場にある名簿に書かれたらみんなに知られてしまうと心配する人がいるかもしれませんが、破産者名簿は非公開で一般の人が見ることはできませんので安心してください。
しかも、破産者名簿に名前が登録されるのは、破産の決定から免責を受けるまでの僅かな間です。
免責を受ければ、その破産者の名前は名簿から抹消されることになりますので、この名簿自体あまり意味がないようにさえ思えます。
また、破産者の戸籍や住民票に破産の事実が載ることもありませんし、自分や子供の結婚の障害になったり、就職で不利になったりすることもありません。
強いて破産者名簿に名前が載ることのマイナス点を挙げるとすれば、市役所で働いている人に自分が破産者だということを知られることぐらいだと思います。
都市部なら人口も多いので、市役所の人に知られてもどうってことはないと思いますが、田舎のようにみんなが顔見知りという地域では、噂にのって破産者だということが周囲に知られることになるかもしれません。
それに、市役所で働く人の中に知り合いがいるという場合にも、破産の事実が周囲に知られることがあるかもしれません。
ただ、強いて挙げればという話で、それほど気にすることでもないでしょう。