苦しいのはどの業界でも同じ
消費者金融業界は、この先真っ暗だと言われています。市場はすでに成熟し、新たな顧客層を開拓することは不可能だとされていますし、過払い金の返還請求は一向に下火になりません。
多重債務者の救済のために打ち出された貸金業法の改正は、消費者金融の営業を大きく抑制するものでした。
すでに消費者金融業から徹底する企業や個人も急増し、銀行中心の再編が消費者金融業界だけではどうしようもできないことを如実に表していると思います。
しかし、資本主義として発達してきた経済において、どの業界も頭打ちになっているのも事実だと思います。
すでに便利すぎるもので溢れ、不必要なものまで消費者にを売りつけていかなければならないところまできています。
いかに消費者に今使っているものを捨てさせて新しいものを買わすにかかっているのですが、賃金が上がらず税金ばかりが上がる今の世の中では、どの業界でも再編が起こっても仕方がありません。
百貨店業界なんかも再編が激しく、そのうち1グループになるのではというほど再編が加速しています。百貨店業界を中心とした小売業全般がそれだけ苦しいのでしょう。
不況になればどの業界でも苦しいのです。これまで、不況に強いと言われていた消費者金融業界は、実は不況に強くなかっただけです。
すでに便利すぎる世の中、今後はまた違ったステージに辿り着くかもしれません。そして、そのときに消費者金融業界はどうなっているのでしょうか。