サービスの低下を招く恐れも
消費者金融業界を取り巻く今の環境下では、せいぜい3、4社の消費者金融業者しか生き残れないだろうと言われています。
自己資金で営業している消費者金融業者ならまだしも、他からお金を借りて営業している消費者金融業者は、徐々に資金の流れが悪くなってきています。
これから消費者金融業界が大変なことはわかっていますので、誰も好き好んで倒産の危険の高い消費者金融業者にお金を貸しませんよね。
資金がなければ基本的に営業することができない業界になりますんで、数年後には本当に3、4社になっているかもしれません。
仮に消費者金融業者の数が3、4社になってしまい、消費者金融に代わるサービスが開発されていなければ、その3、4社の中からお金を借りるところを選ばなくてはいけません。
そうなると、サービスの低下を招く恐れが高いと思います。競合他社が少なくなればなるほど、その企業が提供するサービスが低下するのが普通だからです。
独占禁止法があるのはそのためですよね。
消費者金融業者は、新規顧客を獲得するために、今までサービスに非常に力を注いできたと思います。銀行などよりも全然サービスは上ですよね。
でも、それはいろいろな企業が消費者金融業界に参入したことがその要因でした。今後、消費者金融業者の数がある程度まで少なくなると、今まで続いていたサービスの向上がストップするかもしれません。