明日払うが10回も続けば
督促担当者「支払期日を過ぎていますので、至急で入金お願いします」
延滞者「すみません、明日支払います」
この会話の形は督促担当者と延滞者との間でもっとも頻繁に行われるやりとりです。でも、督促担当者にとってここには落とし穴があるのです。
ベテランの督促担当者になると、延滞者の「明日払う」はあいさつ程度にしか思いません。明日払うと言っても本当に払うかどうかはわからないということです。
実際、明日払うと言ってその通りに払わない人は多いです。もちろん、明日払うと言ってその通りに払う人のほうがはるかに多いですが、嘘をつく人は毎回嘘をつきますので嫌でも目立ちます。
明日払うと言われて翌日入金が確認できなかったとき、督促担当者はまたその延滞者に連絡をします。そこでも、「明日払う」と言われることが多いです。
しかし、その翌日になっても入金が確認できないことが多々あるのです。延滞者に確認すると、また「明日払う」というのです。こうしたやりとりを永遠と繰り返すことがあります。
「明日払う」が10回続く延滞者もいました。
督促担当者が1番腹を立てることは、延滞者が約束を守らないときです。10回も連続で約束を反故にされれば、それは温厚な人でも怒ります。
短気な督促担当者なら2、3回入金約束を破られただけでも言葉遣いが荒くなるかもしれませんね。
約束を破ることは人間として最低です。多重債務者は約束を破ることに慣れてしまわないように、自分自身で気をつける必要があるでしょう。