明日払うと言って債務整理
延滞者はその場しのぎの嘘をよくつきます。初めて督促を担当することになる人は、延滞者のその場しのぎの嘘に振り回されることになります。
明日払うからと言って、その裏では債務整理をしているなんてことは日常茶飯事です。延滞者がつく膨大な嘘によって人間不信になり、督促担当者が退職することもたまにありますね。
担当「返済期日が過ぎていますが、入金が確認できません」
延滞者「すみません。明日入金します」
こうした会話は多いです。督促の基本的な形と言っても良いでしょう。しかし、明日になっても、その延滞者の入金が確認できないことも多いです。これも延滞者とのやり取りでは基本的な形と言っても良いでしょう。
そして、程なく弁護士から受任通知が届くことがあります。つまり、債務整理をするのに、督促担当者には「明日支払う」と嘘をつくのです。
明日払うと言っておけば、その場はスムーズですよね。まあ、債務整理をするかどうか微妙なところで、まだはっきりとわからなかったから、明日払うと言ったのかもしれませんね。
でも、どちらにしても嘘をついていることに違いはありません。債務整理をすると言えば、督促担当者から文句を言われると思っているのでしょう。
督促をストップするのは債務整理の受任通知が届いてからです。そのため、すでに支払期日を過ぎているときには、できるだけ早く受任通知を送ってもらいましょう。
理想を言えば、支払期日を過ぎるまでに受任通知を各債権者に到着させることです。
嘘をつくと相手に嫌な思いをさせます。やめましょう。