延滞したら葬式ばかり
消費者金融の中には葬式だろうが何だろうがおかまいなしに督促をするところがありますが、一般的には冠婚葬祭のときには督促を控えます。
電話で督促をしたときに、「今から葬式なので」と言われることがありますが、その場合には「落ち着いたら入金か連絡をください」と伝えて電話を切ります。
でも、延滞者の中にはこれを利用して、督促や支払から逃れようとする人がいます。
まずはおじいちゃんが亡くなり、2週間後にはおばあちゃんが、3週間後には父親が、1カ月後には母親が、その後も兄弟や親戚と次々と亡くなったと言う延滞者がいました。
身内が亡くなったと言われれば、消費者金融ではそれについて確認まではしません。本人の言葉を信じます。
でも、さすがに身内が次々と死んで行くのも変です。それでも、本人に言われるままに落ち着くまで待ちました。
そして、支払期日を2カ月ほど過ぎたころ、自宅に電話をしてみました。すると、何と本人のお母さんが電話に出たのです。本人から死んだと聞いていたと言うと、ピンピンしていますけど、という答えが返ってきました。
お母さんと少し話をすると、誰も死んでいませんでした。やはりすべて本人の嘘だったのです。腹が立つ前に呆れてしまいました。
すぐに発覚する嘘をつく意味がわかりませんし、お金がないならないと言えば良いですよね。そんな遠回りをしても、払わなければならないものは払わなければいけません。身内が死んだと言っても借金は減りません。
督促や支払から逃れるための嘘はやめましょう。本人にとって良いことは何もありません。督促担当者の心象悪くするだけです。