訪問したら会社に連れて行かれた
長期延滞している顧客の自宅に早朝訪問したら、顧客の会社に連れて行かれたとことがあります。
今手持ちがなく、会社に行けば支払ができるということで、顧客が丁度出社するときでもありました。
駅までの徒歩5分、電車で2駅の間その顧客と一緒でしたが、かなり気まずい雰囲気が続きました。
顧客の会社にまでわざわざ行きたくはなかったのですが、返済してもらうためには仕方がありません。それに、長期延滞者になりますので、ここできっちりと話をつけておかなければなりません。
顧客が勤める会社に着きました。社長と顧客、そしてもう一人で3人の職場でした。顧客は借金のことを社長が知っているような素振りを見せ、社長にお金を貸してほしいと頼んでいます。
そして、社長からお金を借りた顧客はこちらに支払いをし、後は社長と話をしてくれとどこかへ行ってしまいました。
どういうことかというと、その顧客は名義を貸していただけで、実際にお金を借りて返済していたのは顧客の勤務先の社長だったのです。
名義を偽って借入れしていますので、これは犯罪になります。そのため、社長ははっきりとは認めませんが、案に察してくれという感じでした。
私は社長に連帯保証人になってもらい、今後の支払についての約束をしてその場を離れました。
こういうことは珍しいですが、社員の名義で消費者金融からお金を借りている経営者は多いです。