女性宅への訪問はできればドアを開けて話したい
消費者金融が訪問回収を実行する際、訪問先で延滞者本人と会えたときには気遣いが必要になります。
本人が借金をしていること、滞をしていること、取立を受けていることなどは、近所の人に知られればプライバシーにかかわる問題です。
大きな声で話をすれば近所の人に借金のことが知られてしまいますよね。できるだけ小さな声で話しをしなければいけないのです。
また、延滞者が女性のときにはさらに気を遣います。
訪問時に自宅に上がり込むことはまずありませんので、普通は玄関で話をすることになります。
消費者金融の督促担当者は延滞者から逆恨みされることが多く、何をされるかわかりません。
例えば、訪問先の女性と二人きりになったとき、いきなり「襲われた」「乱暴された」と大声で叫ばれることもあるかもしれません。
訪問時に録音テープなどを持っていけば良いのかもしれませんが、そんなものはありません。
密室で女性と2人きりになるのは、督促担当者にとって結構リスクがあるのです。何をでっち上げられるかわかったものではないですからね。
そのため、できればドアを開けて話をしたいのですが、そうすると今度はプライバシーへの配慮が欠けることになりますので難しいところなのです。
訪問回収では、延滞者が身の危険を感じることはまずありません。どちらかというと、督促担当者のほうが身に危険を感じることが多いです。
私は経験がありませんが、同僚や他社の督促担当者には、壮絶な体験をした人もいます。