留守番電話を聞いても絶対にかけてこない
督促担当者の仕事のメインは、留守番電話に電話依頼を吹き込むことだと言っても過言ではありません。
延滞者には督促をするのですが、基本は携帯電話への連絡です。でも、昼間働いている人の携帯電話に電話しても、繋がることは少ないです。
延滞者10件の携帯電話に督促をしても、本人が電話口に出るのはせいぜい1人か2人でしょう。あとは留守番電話に電話依頼を吹き込むことになります。
消費者金融の督促は、朝の8時から夜の9時までの間にすることが法律で決まっています。サラリーマンなら携帯電話にその時間帯出られない人は多いですよね。
延滞者は、留守番電話を聞いて消費者金融に連絡をしてくる人と、連絡はしないがすぐに入金をしてくる人、そして、連絡もしなければ入金もしない人に分けることができます。
携帯電話の留守番電話を一切聞かないという人はおそらくいないですよね。連絡もしてこなければ、入金もしてこないのですから、およそ常識人とは言えません。督促担当者が腹を立てるのも当たり前ですよね。
留守番電話を聞いても電話も入金もしない人は、電話しなくても延滞していることはわかっていると言いたいのでしょう。わかっているがお金がないから、電話もしなければ入金もしないのだと思います。
でも、入金はできないから仕方がありませんが、電話は余程忙しい人でない限りはできるはずです。
本人はなぜ入金ができないのか、今の状況はどうなっているのか、いつぐらいなら入金ができるのかなどわかっています。
しかし、督促担当者は連絡がなければ何もわかりません。何もわからないから、苛立つのです。
電話1本でその苛立ちを止められるのです。督促担当者をイライラさせると、それが延滞者への対応に影響することがあります。イライラさせない方が良いのは言うまでもないですよね。