訪問したらポストに請求書の山
電話しても出ない。請求書を送っても入金もなければ連絡もない。請求書の送り先に今も延滞者が住んでいるのかも怪しい状況になると、消費者金融によっては訪問回収を実行します。
私はこれまでに何度も訪問回収をしています。まあ、訪問回収という言い方をしますが、実際には現地調査です。請求書を送っている住所に延滞者が住んでいるのかの調査ですね。
延滞者宅に訪問して、引っ越した後だったというケースは多いです。その場合には行方不明となりますので、もう回収ができなくなります。
回収ができないとなればもう督促しなくても良いので、督促担当者としては仕事が1つ減りますので、それはそれで良いことです。
訪問して1番嫌なケースは、延滞者が留守で、しか本人宅のポストに請求書が山のようにあったときです。
請求書が山のようにあるということは、延滞している消費者金融がそれだけ多いということですし、延滞者が送られてきた請求書を開封していないということです。
請求書を送っても、延滞者が見ていないのでは話になりません。ここに住んでいないなら仕方がないですが、住んでいるのに請求書を見ていないというのですから、どうしようもない人ですよね。
また、訪問して本人に会えたとき、玄関に未開封の請求書の束を見つけたことがあります。それについて延滞者に聞くと、請求書を見ていないということでした。
いくらお金がなくて返済できないと言っても、請求書には一応目を通してほしいものです。
請求書を開封することは、延滞者にもメリットがあります。もしかしたら、延滞者にとって良い条件で和解するという内容の通知かもしれませんし、訴訟に移行する内容の通知ということもあるでしょう。
延滞者にとっては請求書を読むだけで精神的にきつくなるかもしれませんが、どんな内容の通知が含まれているかわかりませんので、一応目を通した方が良いでしょう。