和解依頼書にも全く反応せず
消費者金融では長期間返済が滞っている顧客に対して、和解依頼書を発送することがあります。
長期間返済が滞ると、延滞金が高額になります。50万円の借金も3年経てば、80万円近くになることもあるでしょう。
あまりに延滞金がつくと、債務者は返済する気が失せてしまいます。30万円のお金を用意しても、元本は減らずに延滞金に充てられるのでは嫌ですよね。
自分が借りたお金が50万円なのに、80万円返さなければならないと知れば、誰だって返済に消極的になります。
そこで、消費者金融は和解依頼書を発送して、将来利息のカットや延滞金の減額などを提示して和解を促します。
本当は80万円の借金があるが、和解に応じれば50万円にしましょうということです。
消費者金融が1番痛いのは、返済されずに時効になることです。長期間返済しない人には、何とか返済する気になってもらわなければいけません。
和解して金利をカットすれば収益が落ちますが、まったく返済がなければ消費者金融は大損です。せめて元金だけでも返してほしいというのが、消費者金融の本音なのです。
一方、長期間返済が滞っている債務者にとって、和解依頼書はとても魅力的なものです。消費者金融の方から借金の減額をすると言っているのですから、これを利用しない手はありません。
しかし、消費者金融から和解依頼書が届いても、それすら無視する人がいます。そうした人は借金を踏み倒す気が満々です。どうあっても返済しないのですから、性質が悪いですよね。