
弁護士会と司法書士会の役割
債務整理をして借金地獄から救ってくれる弁護士や司法書士は、債務者にしてみれば神様みたいなものです。
でも、弁護士や司法書士の中には悪質な人もいますので、それには気をつけなくてはいけません。
各都道府県ごとにある弁護士会や司法書士会では、悪質な行為をしている弁護士や司法書士を見つければ脱会させていますが、積極的に排除しようとはしていない気がします。
例えば、債務整理で依頼者の取得した利益を隠し、それを自分のものにする弁護士がいたとします。
依頼者がそれに気がつき、所属する弁護士会に報告しても、奪われた依頼者のお金を取り返してくれるわけではありません。
弁護士会ではその弁護士に質問状を送り、その回答を見て終わりということもあるようです。
昔から身内に甘いというのが弁護士会や司法書士会で、別に身内の取締りをしているわけではないということなのです。
警察などが動いて詐欺などで弁護士が起訴されそうになると、脱会させるという感じなので、ある意味では責任逃れですよね。
弁護士会や司法書士会の役割は、悪質な弁護士や司法書士を取り締まることではなく、弁護士や司法書士が円滑に業務を行えるようにするものだと考えましょう。

