ヤミ金融業者が紹介する弁護士に相談する
ヤミ金融業者というと、とにかく怖い人が多くて、過酷な取立で暴力的な態度で迫ってくるという印象が強いと思います。
確かに、そうした暴力一辺倒なヤミ金融業者もいますが、実際には飴とムチを使い分けたところが多いと思います。
債務者は厳しいだけでは開き直って返済をしなくなりますし、あまりに厳しい取立ては警察や弁護士へ走らせることになります。ヤミ金融業者は生かさず殺さずの状態をキープするのが理想なのです。
そのため、ヤミ金融業者はときにやさしく、ときに厳しくなります。ヤミ金融業者に励まされたり、説教されたりしていくうちに、ヤミ金融業者と親しくなることも多いと思います。
そうした親しくなったヤミ金融業者から弁護士を紹介されると、つい好意的に受け止めてしまって騙されてしまいます。
ヤミ金融業者は巧みな話術で弁護士を紹介してきますが、それは債務者のことを思ってのことではなく、ヤミ金融業者の利益のための行動だということを覚えておきましょう。
今まで頑張ってきたから、もうここらで債務整理して楽になれというように、優しい言葉をかけられても、決して信用してはいけません。
ヤミ金融業者に紹介された弁護士に依頼して、さらにお金をむしり取られたという人を私は何人も見てきましたので、本当に気をつけなくてはいけません。
ただ、ヤミ金融業者のその申し出を断ることが怖くてできないということもあり、結局はヤミ金融からお金を借りた時点で、終わりということも言えると思います。