裁判所での手続きはお手の物
裁判所というのは、国民が自由にその意思で、いつでも利用することができる国の機関です。平たく言えば、裁判所は役所や図書館、市民プールなどと同じようなものと言うことです。
しかし、裁判所と聞くと、敷居がとても高いところだという印象があると思います。裁判事には巻き込まれたくないというのが、一般人なら普通の考え方だと思います。
実際、私も消費者金融業者で勤務していたときには、裁判所に何度も足を運んでいましたが、その手続きの難しさはとても嫌でした。
慣れてしまえばどうということはないと思いますが、手続きにはいろいろな暗黙のルールがあり、私なんかは何度も裁判所に電話して、聞きながら手続きを進めていた人でした。
裁判所は誰でも利用することができるところなはずですが、はっきり言って専門家である弁護士や司法書士、または仕事で頻繁に利用している私のような人でないと、スムーズには手続きできないところだと思います。
自己破産の解説本などの中には、自己破産は本人申立すれば良いというようなことが書いてあるものがありますが、個人的にはお金はかかっても弁護士や司法書士に依頼したほうが良いと思います。
裁判所での手続きは複雑で、単純なケースなら問題がなくても、少し複雑なケースになると、専門家しか対応することができません。
たとえこっちのやりかたのほうが良いという場合でも、裁判所では教えてくれませんので、申立の実行者が気がついて有利になる方向へと導かなくてはいけないのです。
弁護士や司法書士にとっては裁判所は自分の庭みたいなものなので、そうした難しい手続きもお手の物なのです。
債務整理をしっかりとした形で完結させるためには、弁護士や司法書士の力を借りるほうが無難だということですね。