ブラック怖さに優先順位が・・・
今手元に10万円あるとします。貸金業者からの借金、親兄弟からの借金、知人からの借金、税金の支払いでそれぞれ5万円必要な場合、どのように支払いますか?
これは支払う優先順位についての問題です。支払いに必要な金額は20万円です。でも手元には10万円しかありませんので、優先順位を考えて支払うことになります。
ここで多くの人は、貸金業者にまず支払い、そして知人に支払うという選択をしてしまいます。
貸金業者への支払いを怠ると延滞金が発生しますし、ブラックになるというペナルティがあります。税金も滞納すれば延滞金が発生しますが、ブラックにはなりませんよね。
多くの人は、ブラックになるのを恐れるあまり、第1に貸金業者への返済を優先してしまうのです。
知人に対しては人間関係が壊れるのが嫌なので、第2位の優先順位になります。そして、おそらくは第3位に税金がくると思います。
親兄弟は身内になりますので、延滞しても特にペナルティとなるものはありませんし、1番迷惑をかけても許されるので最後となります。
でも、本来の優先順位は、第1に税金、第2に知人、第3に親兄弟、第4に貸金業者とならなければいけません。
税金は国民の義務なので、この支払いは借金返済よりも当然上になります。一方、貸金業者への支払いは、確かにブラックになるというペナルティがありますが、それだけです。
知人や親兄弟は親切心からお金を貸してくれたわけですから、それを裏切る行為は人間として最低です。
でも、貸金業者は利益を上げるためにお金を貸していますので、ある意味割り切った関係と言えます。
貸金業者は貸倒れのリスクも承知で貸しています。だからこそ高い金利をもらっているのです。
支払いの優先順位はくれぐれも間違いないようにしてください。