金融機関以外は自社ブラック
ブラックリストと言えば、金融機関が真っ先に思い浮かびますよね。信販会社、銀行、消費者金融業者を利用できないブラックな人はたくさんいます。
でも、ブラックリストは何も金融機関に限った話ではありません。
信用情報機関に加盟していれば共有できるブラック情報というのは金融機関ぐらいしか思い浮かびませんが、自社で独自作成しているブラックリストなら、どの業界にも存在しています。
例えばホテル業界です。無銭宿泊を繰返す人やマナーの悪い人、いろいろと難癖をつけてくる人など、ホテルにとって好ましくないお客さんはいますよね。
そこで自社でブラックリストを作成し、そういった好ましくないお客さんには事前に注意するようにしているのです。
他にも、百貨店やスーパー、コンビニなどの小売店でもブラックリストなるものを作っている場合があります。
どの業界でも自社でブラックリストを作ることはありますが、金融機関のように業界内で協力してそうした機関を立ち上げることはしていません。
これは、金融機関の場合には自分たちの被害を食い止める以外にも、過剰貸付を防ぐという社会的な責任を負っているからでしょう。
金融機関のブラックリストというのは、実はお客さんのためにあるものと言えるのです。