ブラックでもホワイトでもない人
ブラックリストにもホワイトリストにも名前がない人がいます。
今まで金融機関とローン契約やクレジット契約をしていない人のことです。
クレジットカードを作ったことがなく、ローンを組んだことがなく、貸金業者からお金を借りたことがないという人は、ある程度の年齢になれば意外と少ないですよね。
そうした人は、信用情報機関に一切情報がありません。名前も生年月日も、ローンを使ったことがないという情報もなく、真っ白ということです。
こうした人を信用情報機関に照会すると、「該当者なし」という結果が送られてきます。
また、「該当者なし」の人がクレジットカードやローンを始めるときには、金融機関での審査が慎重になる傾向があります。
その人がまだ若く、金融機関を利用したことがないというのなら問題ありませんが、30代や40代以上になると、非常に疑われてしまいます。
真っ先に疑われるのは詐欺です。すでにブラックである人が、名前や生年月日を偽って申込みをしてきたのかもと疑われるのです。
それから、これまで何らかの理由で金融機関を利用できなかったかもしれないと疑われます。
例えば刑務所にずっと入っていたとか、家族から金融機関の利用を禁止されていたとかです。
クレジットカードやローンがこれだけ社会に浸透している中で、良い大人が「該当なし」というのはおかしいと思われてしまうのです。