1000人に3、4人がブラック
銀行、信販会社、消費者金融が加盟している信用機関が1つに統一すれば、ブラック人口が何人になるのかはすぐにわかると思います。
実際、そうした動きはすでにあり、信用機関が統一されることが近い将来あるかもしれません。
少し前のデータによりますが、CICの保有するブラック情報は登録件数全体の約1.5%近くだったようです。
また、全国信用情報センター連合会の保有するブラック情報は、登録件数全体の約2.5%ということを聞いたことがあります。
一人でいくつも事故を起こしていることもありますので、正確にブラック人口を算出することはできませんが、少なくても消費者金融業者で借りている人の1.5%はブラックだと考えるのが妥当です。
そうすると、少し前には日本の就労人口の4人に1人がサラ金に手を出していると言われていましたので、働いている人が1000人いれば3、4人がブラックということになります。
この数字は決して少ない数字ではありませんよね。人口100万人の都市で、働いている人がその内半分の50万人だとしても、2万人近くの人がブラックだということになってしまいます。
これだけ金融機関に迷惑をかける人が多いというのは、ちょっと問題です。お金を貸す側ばかりに規制を敷くのではなく、借りる側の金融教育を行うことが必要です。
借りたら返すは当たり前ですが、返せないなら借りないということを覚えていくことが大切でしょう。