延滞すると必ず訪問回収される?
貸金業者からお金を借りて延滞をすると、必ず貸金業者に訪問回収をされると思っている人はいませんか?
テレビドラマでよく見られるように、延滞者宅に複数の貸金業者の社員が押しかけ、ドアをどんどん叩いて「いるんでしょ。貸したお金を返してください」と、玄関で叫ぶようなことはありません。
これはヤミ金融の場合にはありえますが、普通の貸金業者からお金を借りたときには、こんな光景にはならないと考えて良いでしょう。
それなら延滞しても訪問回収がないのかというと、そういうわけではありません。延滞しても必ず訪問回収をされるというわけではありませんが、訪問回収されることもあります。
延滞して訪問回収される条件としては、まずは居住地が貸金業者に知られていることがあげられます。
貸金業者が借り手の住所を把握しているのは当然だろうと思うかもしれませんが、延滞者の多くは住所不明の行方不明状態になります。
何ヶ月も延滞している人の場合、貸金業者が居住地を把握しているほうが少ないと言えるでしょう。
それから、延滞者が督促を無視していることも訪問回収の条件になります。延滞者が貸金業者と連絡がとれているのなら、訪問回収は行われません。
入金がなくても連絡が取れる人には、訪問回収は必要ないからです。訪問回収の目的は延滞者の居住地の確認及び延滞者と連絡をつけることになります。
電話で連絡がとれるなら、わざわざ訪問回収することはないですよね。
訪問回収をされるのが嫌なら貸金業者に連絡して、「今はお金がない」と伝えれば良いのです。その上で貸金業者に入金を少し待ってもらうようお願いするのです。