延滞で請求書が届く
延滞すると、自宅に貸金業者からの請求書が届くことがあります。以前なら勤務先にも請求書が届くことがありましたが、貸金業規制法の改正によって今は自宅のみとなっています。
ただ、利用者が自宅ではなく勤務先への請求書発送を事前に希望しているときには例外となります。
請求書については、1日延滞したからといってすぐに発送されることは少ないはずです。
一般的に、貸金業者の督促の優先順位は電話連絡、請求書、訪問となります。電話連絡では延滞が解消されないというときに請求書を発送するという位置づけになります。
そのため、借入時に携帯電話や自宅電話を貸金業者に登録してある人には、いきなり請求書が届くことはないはずです。
つまり、携帯電話や自宅の電話を貸金業者に教えていない人もしくは電話自体を所有していない人には、1日延滞でもすぐに請求書が発送される可能性があるということです。
延滞日数が1日から7日程度の初期延滞時の請求書内容は、支払期日が過ぎていますので、何月何日までに支払いをしてくださいというものになります。
請求書の支払期限については貸金業者によって違いがありますが、概ね請求書が届いてから3日以内から1週間以内になります。
そして、請求書にある支払期限までに入金をしないと、新たな請求書が届くことになります。
1社の貸金業者から毎日請求書が届くということはなく、3日に1回や1週間に1回という頻度で請求書が届くことになります。
基本的に請求書による督促は、電話連絡が不能のときに用いられるもので、延滞者が貸金業者と電話で話をしている状況なら請求書は届かないと言えるでしょう。