延滞中に一括請求書が届いた
貸金業者の請求を無視し続けて長期延滞になると、貸金業者から一括請求予告書や解約予告通知書なるものが届きます。
延滞分を支払わなければ解約になり、全額を一括で支払えというものです。
初めて一括請求予告書を受け取った人は、少し蒼ざめるのではないでしょうか。解約されて一括で支払わなければならない状況というのは、延滞者にとっては最悪と言っても良いでしょう。
しかし、この一括請求予告書なるなるものは、実は貸金業者の脅しでしかありません。
貸金業者は本当に一括で返済をしてもらおうとも、もらえるとも思ってはいないのです。
考えてみればわかることですが、延滞分の支払いができないような延滞者に、一括で支払えとは矛盾していますよね。
数千円、数万円の支払いができないのに、数十万円の支払いができるわけはありません。
一括請求書やその予告書などは、たんに延滞者の重たい腰を持ち上げさせようというものです。
実際、一括請求書を受け取った延滞者が、親族に相談して一括で返済するということもあります。
今までまったく請求を意に介さなかった延滞者が、一括請求書でやっと行動を起こしたということです。
ただ、一括請求がただの脅しだからと言って、それを無視しても良いということではありません。
すでに一括請求されるほど状況は悪化していると受け止めて、早急に解決に向けて動き出さなくてはいけません。