不可抗力での延滞
延滞は延滞でも、本人の意思や行動に反して発生してしまう不可抗力の延滞というものがあります。
例えば、借入した本人が交通事故に遭ってしまったときです。
軽症なら問題ありませんが、入院するような大怪我になってしまったときや、意識不明の重態といった場合には、支払いがしたくてもできません。
実際、私が消費者金融業者で督促を担当しているときにも、そうした事故のために入院し、延滞になってしまった人はたくさんいました。
入院中でやっと電話をする機会を作って、連絡をしてくれる人は多かったですね。
督促担当者や貸金業者はいろいろなので、わたしのように退院して入金できるようになるまで待つという場合もあれば、誰かに頼んででも至急入金が必要という場合もあります。
ここでの対応で、その貸金業者の本質がわかりますので、無理なことを要求するようなところはさっさと完済してしまいましょう。
また、財布を盗まれたり、落としたりしたために支払いができなくなったというケースもあります。
アクシデントはいつ起こるかわかりませんので、そうしたアクシデントにも柔軟に対応してくれる貸金業者とだけお付き合いするのが良いですよね。
それから、不可抗力で延滞してしまったとき、してしまうときには、できるだけ早く貸金業者に連絡して事情を説明するようにしましょう。
いくら不可抗力の延滞だからと言っても、連絡を怠ればそれは許されない延滞となりますので、そこは気をつけたほうが良いでしょう。