督促担当者の初期延滞者への気持ち
ここでは督促担当者がいったいどんな気持ちで、初期延滞者への督促をしているのかを話したいと思います。
初期延滞者とは、延滞日数1?10日程度の比較的軽度の延滞者のことを指します。
初期延滞者の多くはうっかりして入金を忘れてしまった人、間違えて他社に入金をしてしまった人など、お金がなくて止む得ず延滞になったのではなく、「うっかり」で延滞になっている人になります。
そのため、督促担当者は初期延滞者への督促は督促と言うよりも連絡といった感じになります。
「支払期日をすでに過ぎていますよ」というご連絡で、延滞しているから早く入金しろというニュアンスではないのが一般的です。
貸金業者にとって顧客は大事なお客様であり、末永く取引を続けたい相手になります。
初期延滞者はまだこの末永く取引を続けたい相手の中に含まれていますので、督促の対応も優しくするところが多いはずです。
ただ、初期延滞者に対しても、「早く遅れている分を支払え」などと容赦なく厳しい督促をする貸金業者もあります。
そうした厳しい督促をする貸金業者は貸付金利が高く、貸付審査が緩いところが多くなります。
そうしたところは多重債務者を主な顧客にしていますので、数日延滞しただけでも厳しく取立をして貸し倒れを防ごうというのです。