長期延滞している人には和解提案書が届く
3ヶ月や半年、1年以上ずっと支払いが滞っている長期延滞者には、貸金業者から和解提案書なるものが届きます。
延滞当初はガンガン督促を受けることになりますが、それでも支払いをしなかった場合には、その後の督促は少なくなります。
延滞日数が1年以上にもなる場合には、貸金業者によっては請求書を1ヶ月に1回送るだけということもあります。
そして、そういった長期延滞者に対して送られる請求書は、和解提案書の場合が多いのです。
「長期延滞になっており、すでに多額の延滞金が発生しています。期日までに一部でも入金が確認できれば、和解書を発送させていただきます」などといった文面の通知が届きます。
長期延滞になると、請求金額は桁が違ってきます。1年間の延滞なら月々の支払い金額の12回分に多額の延滞料が加えられますので、それは高額になりますよね。
さすがにそんな大金を延滞者が入金するのは難しいので、1万円や数千円などと入金しやすい金額を設定し、それを入金すれば高額になった延滞料などを免除すると言ってくるのです。
長期延滞者はこのまま支払いを一生しない可能性が高く、貸金業者としては減額してでも債権の回収を図りたいということです。
これは長期延滞者にとっても悪い話ではなく、借金を解決できるチャンスでもあります。
このままずっと延滞を続けることもできるでしょうが、少しでも借金の返済意思が残っているなら、ここで和解をすると良いでしょう。