コンビニATMとの提携
消費者金融業界では、コンビニのATMを設置しているセブン銀行などとの提携による生き残りを図っています。
貸金業法改正のために、施行前からすでに大手の消費者金融業者では金利を引き下げて営業しています。
金利を引き下げたということは、それだけ利益が少なくなったということですし、それ以上に貸し渋りによる利益の圧迫が大きいようです。
今までの金利なら融資でいていた人に対しても、金利が下がれば融資できなくなるのは当然です。金利が下がればそれだけ貸付審査を厳しく設定し、貸し倒れ率を下げなければいけないからです。
利益の減った大手の消費者金融業者では、店舗の削減を進めてスリム化を目指していますが、店舗を減らせばそれだけ利用者の利便性が失われることになります。
今までは近くに店舗があり、入金と融資の申し込みが楽にできていたのが、近くに店舗がなくなれば遠くの店舗に足を運ばなくてはいけません。
そうしたことで利用客が消費者金融から離れていくのを回避するため、コンビニATMとの提携を急いでいるのです。
コンビニは店舗数が多いですし、コンビニ内に設置されているATMで消費者金融を利用できることは、利用者にとってはありがたいと思います。
コンビニは24時間営業が基本ですし、いろいろな人が出入りすることから、消費者金融の店舗よりも入りやすくて良いと思います。
このように、消費者金融はどんどん業態を変化させています。