テレビCMへの規制
いろいろな業界にいろいろな規制があるのは当然ですが、テレビCMについても規制されているのは、消費者金融業界ならではです。
テレビCMは、放送会社に莫大な広告料を支払うことで流すことができるものです。もちろん、放送会社がそのてれびCMが放送上良くないと判断すれば、スポンサーとの間で調整することはあると思います。
しかし、消費者金融業界のテレビCMの規制は、放送会社とは関係なく、国の指導によるものです。消費者金融業界からすれば、なぜそこまでという気持ちだと思います。
消費者金融業界のテレビCMに対する具体的な規制内容は、午前7から9時と午後5から10時は原則放送禁止というものです。
この時間帯は、1番視聴率が良い時間帯だと思います。この時間を外してテレビCMをすることに、何か意味があるのかと思ってしまいます。
しかも、放送が禁止されているこの時間帯を除いた時間帯に、いろいろな消費者金融のテレビCMが集中するという状況が生まれているのです。
この放送禁止時間以外、特に夜10時以降では、消費者金融のテレビCMばかりです。その時間にテレビを見る人にとっては、ちょっと迷惑ですよね。
また、消費者金融業界はテレビCM以外の広告についても、規制があります。
ギャンブルや風俗情報の専門誌や関連するインターネットのホームページへの広告、これが禁止事項となっています。
こちらは何となくわからなくはないですが、借金を何に使おうが本人の勝手で、ギャンブルや風俗が駄目だというなら、それ自体を法律で禁止するのが筋だと思います。
ギャンブルや風俗が認められているなら、別に借金をしたお金でしても、それは本人の自由だと思います。