不祥事続きの大手企業
社会のニュースに耳を傾けると、聞こえてくるのは大企業の不祥事ばかりです。銀行では行員の横領、飲食店では食材の使いまわし、食品会社では偽装、などなど、実にいろいろな業界の大手企業は不祥事を起こしています。
ただ、これらの不祥事は、何もその発覚した会社だけが行っていることではないと思います。その会社が大手だからこそ発覚しただけで、どこもかしこも悪質な行為をしていると思っても、間違いではないでしょう。
もちろん、真面目に商売をしている企業もあるでしょうが、そういった真面目に商売をしている企業は、今の社会ではなかなか生き残っていけないのが現実なのでしょう。
消費者金融業界においても、テレビCMで有名な大企業の不祥事が次から次へと発覚していっています。
ヤミ金融まがいの強引な取立て、家族への請求、顧客情報の流出、取引履歴の改ざんなど、消費者からすれば信じられないことばかりです。
しかし、これら発覚した行為は、その発覚した消費者金融業者だけが行っている行為とはとても思えません。
実際に、中小の消費者金融業者に聞くと、やっぱり同じような行為をしている場合もあるとのことで、大手の不祥事を受けて改善していくのが多いそうです。
これは、消費者金融業界に限らず、どの業界でも利益追求型の企業が多くなっているからではないでしょうか。
しかも、不祥事が発覚しても数日間の営業停止という程度の処分では、バレなければ大丈夫、バレても大丈夫という流れになってしまうのがこわいです。今後不祥事を起こした企業に対しては、もう少し厳しい処分をするべきでしょう。