違法業者だらけの業界
いろいろとマスコミや世間から冷たい目で見られている消費者金融業界は、確かに健全な業界とは言えないと思います。
年々、消費者金融業者への規制が厳しくなり、徐々に健全化されつつありますが、正直なところではまだまだだと思います。
なぜ、消費者金融業界が健全ではないかというと、それは多くの違法業者がその業界の枠の中に潜んでいるからです。
ヤミ金融は別にヤミ金融ですと看板を立てて営業しているわけではありません。ヤミ金融も正規に登録して、表向きは正規の消費者金融業者として営業しているのです。
また、上限金利は守っていても、法外な厳しい取立てをしている消費者金融業者も少なくありません。
消費者金融業者として国に登録しても、3年以内に行政処分で登録の取消を受ける業者がたくさんあるのを知っているでしょうか。こんな業界は他では考えられないと思います。
きちんとした業者ももちろんたくさんありますが、それ以上にきちんとしていない業者が多いのです。
大手だから安心ということは、この消費者金融業界では言えません。大手でも酷いところは酷いですし、現に大手でも行政処分で業務停止などで処分されていますよね。
しかし、それらは本当に氷山の一角で、消費者金融業界で働いている人に話を聞くと、それはそれは酷い有様だそうなのです。
どうもこの業界には、バレなければ何をしても問題ないし、バレてから手を打てば良いという風習があるみたいです。危機管理としては大変希薄だと思います。
過払い金の返還請求問題についても、バレなければ問題ないということを、そのまま表していますよね。