IT化の波
インターネットが企業だけでなく一般の消費者にも普及するようになり、多くの企業が業態のIT化を推し進めています。
どの業界でもインターネットを使ったビジネスモデルが流行し、そうした流れは消費者金融業界においても変わりありません。
ライブドアや楽天、GMOといったIT企業が2004年以降に相次いで消費者金融事業に参入してきました。
彼らの強みは何と言ってもインターネットにあり、その集客力で消費者金融業界にも大きな影響を与えることになります。
今では、大手や準大手の消費者金融業者でのインターネットでの申し込みや契約、残高確認といったことは普通になり、店舗を一切持たないインターネットだけで営業する消費者金融業者も現れています。
日本人は自分が借金をしていることを他人に知られたくないという思いが強いので、自宅にいながら24時間インターネットで消費者金融を利用できるサービスは、利用者にはとても好評のようです。
インターネット上だけで営業する無店舗の消費者金融業者では、店舗にかかる費用がかかりませんし、人件費も大幅に削減することができるという利点があります。
消費者金融という業種を考えた場合に、インターネットで利用することができるのなら、店舗は必要ないという結論に至る人も多いようです。
これは、経営者だけでなく、利用者にもそう考える人が多いようです。今後、この業界には一層のIT化の波が押し寄せることは、間違いないでしょう。