女性社員は続かない
消費者金融業界には、多くの女性が働いています。その数は、男性よりも多いかもしれません。
消費者金融というのは、普通にしていればイメージのとても悪い業界だと思います。そのため、各消費者金融業者は今も昔も良いイメージ作りに奔走しています。
店頭には若い女性を並べ、電話申込を受けるオペレーターにも若い女性を配置するのは、この業界の常識となっています。
ただ、この業界に必要な女性社員というのは、仕事を続ける女性ではなく、結婚して仕事を辞めてしまうような女性になると思います。配置したいのは若い女性であって、おばちゃんではないということです。
そのため、消費者金融業界では、若い女性を入社させるのには力を注ぎますが、勤務年数が10年にもなる女性社員に対しては厳しくあたることもあるのです。
また、女性社員に対して厳しいノルマを強いるところではそれだけ定着率が低いですし、逆にノルマがないようなところでは仕事にやりがいがなく、女性同士の人間関係で辞める女性が多くいるようです。
実際に私が勤めていた消費者金融業者では、毎年のように若い新入社員を入れていました。そして、勤務年数が5年を超えるような女性社員はほとんどいませんでした。
特にノルマというのはなかったのですが、入社1年目でも入社5年目でもしている業務内容は同じで、新しい業務に就くことができないということが、女性社員のやる気を著しく低下させていたように思います。
また、給与も勤務年数でそれほど上がっていきませんので、若い頃は良くても、歳をとってくると割りに合わなくなるというのもあったようです。
消費者金融業界では、他の業種よりも女性社員が続かないということが言えると思います。もちろん、例外の会社もたくさんるとは思いますが。