理解されない業界
いろいろな業界がありますが、消費者金融業界ほど世間に理解されていない業界はないと思います。消費者金融業界が発展してきた経緯は、他の業界と何ら変わりはなく、ここまで他の業界と区別されているのは特筆されるべきことです。
多少今は多重債務者問題が落ち着いてきているということで、マスコミからの批判は少なくなっていますが、数年前にはマスコミの消費者金融業界パッシングが、何かのお祭りでもあるように連日報道されていました。
消費者金融業界からすれば、そこまで言われる筋合いはないという気持ちが強かったのではないでしょうか。
消費者金融は高金利で儲けすぎだということをよくマスコミが批判していましたが、他の業界と比べても、特別儲けすぎとは思えません。
例えば、ラーメン1杯の原価は数十円だと言われています。それをラーメン屋は数百円で販売しています。賃貸不動産は、賃貸契約の手数料とし1ヶ月分の家賃をもらっていますが、紹介料するだけにしては高すぎるとは思いませんか?
服や鞄、時計などのブランド商品では、原価は数千円でも売値は数十万円です。どの業界でも儲かるしくみというのを作り上げ、今に至っているわけですが、なぜ消費者金融だけが叩かれるのかは疑問です。
破産数が増えたのは消費者金融業界のせいだと批判する人がいますが、破産をして得をするのは破産者であり、損をするのは消費者金融です。顧客が破産して痛い思いをするのは、消費者金融ですよね。
ここまで消費者金融のイメージを落としたのは、または個人の借金が悪いイメージとしたのは、マスコミに大きな原因があるのではないでしょうか。