鉄則は性悪説
消費者金融業界の鉄則となっているのが、性悪説です。人間は生まれながらに悪であり、ルールを作って正しく導かなければならないとする考え方です。
消費者金融についての性悪説をわかりやすく言えば、顧客や新規申込者の言葉は全て疑ってかかれということです。
消費者金融とお客との最初の接点は、新規融資の申し込みになります。そこで、氏名や住所、勤務先、借り入れ件数などを聞きだすわけですが、そうしたことは全て嘘だと思って裏をとれというのが、この業界の鉄則です。
氏名や住所は免許証や保険証などの身分証明書を提出させて裏をとり、勤務先は保険証やその勤務先に電話をして在籍確認をすることで裏をとるのです。
収入についても、本人が年収500万円というなら、それが確かなのか源泉徴収票を提出させます。その他、消費者金融ではお客から仕入れた情報の全てで裏をとっていくのです。
お客の9割の人は正直者です。しかし、残りの1割は嘘つきがいるのです。消費者金融では、その1割のために多大なる労力を使っているのです。
また、消費者金融が裏づけをとることがお客にはわかっていますので、それも嘘に対する抑止力になっているのでしょう。
消費者金融を利用している人は、本当に切羽詰った状況の人が多いです。そうした切羽詰った状態では、その場を乗り切るためには嘘も仕方がないという考え方なのです。
人間が性悪説というのは否定したいと思いますが、切羽詰った人間は性悪説だと言っても間違いではないと思います。