問われるコンプライアンス
消費者金融業界が真っ先に問われることは、コンプライアンスだと思います。コンプライアンスとは間単に言えば、法令順守のことです。
このコンプライアンスを守らない企業は本当に多いと思います。食肉偽装や賞味履歴改ざんなども、コンプライアンスに欠けていたことが問われています。
携帯会社は契約者に有利な項目のみをわかりやすく表記し、契約者にとって不利となる項目を小さい文字で表記するといったことをして批判されていましたが、これもコンプライアンスの欠如だと言えます。
コンプライアンスは大きく言えば、消費者を馬鹿にすることであるとも言えるのではないえしょうか。利益ばかりを追求し、バレなければ大丈夫という考え方をしている経営者には本当に腹が立ちますよね。
消費者金融業界についても、コンプライアンスが欠如している会社がとても多いと思います。
近年話題になっている過払い金返還請求においても、請求された取引履歴を改ざんしたり、途中開示を全開示だと偽ったりと、酷いものです。
完済をしにきた顧客に完済を拒否して借金を継続させたり、個人情報を持ち出してヤミ金融に売り渡したり、従業員に対してもサービス残業を課したりするなど、他の業界よりもコンプライアンスは欠けていると思います。
消費者金融業界は上限金利を下げるなとか、過払い金問題を何とかしてほしいとか、業界を潰す気かとか、いろいろと言っているようですが、まずは自分たちのコンプライアンスを徹底してほしいものです。
特に、会社としてコンプライアンスに欠けていることも多く、他の業界に比べて経営者の質は悪いと言わざるを得ません。