保証できないような債務を引き受けるな
まず、保証契約を結ぶ前に考えなければいけないのは、自分が保証することのできる債務かどうかということです。
債務が数百万円になり、もし請求されたらとても支払いすることができないというのなら、その保証契約を結んではいけません。
保証人と金融機関でのトラブルが多い最大の理由は、金融機関側が保証人に対する審査が甘すぎることです。
貸付時、主債務者への審査は厳しくしても、保証人に対する審査は本当に甘いです。
それこそ、債務整理や長期延滞などの事故情報がなければ、その人の返済能力に関係なく保証契約を結ぶほどです。
そのため、保証できないような債務を保証してしまう人が多くなり、そこで金融機関とトラブルになるということです。
保証人になる人が、自分が保証できるだけの債務でしか保証契約を結ばなければ、特にトラブルが生じることはありません。
金融機関が保証人の審査をきちんと行い、保証人が本当にその債務を保証できるのかどうか見極めてから契約を結んでいれば、特にトラブルが生じることありません。
どちらも悪いと言えますが、どちらかと言えば保証人になる人のほうが悪いと言えなくもないですよね。自分が責任を持って署名捺印するわけですから、そこは責任を持たなければいけません。