銀行の意見は信用しても大丈夫?
知人に銀行融資の保証人を頼まれた場合、知人の性格については知っていても、返済歴や資産状況などはわからないことが多いです。
そんな時、その知人が融資を申込む銀行に問い合わせをする人がいます。実際に融資をするわけですから、銀行がその知人の資産状況や返済歴を知らないわけはありません。
それに、銀行は保証人なしでは融資できませんので、できるだけ融資をしたいと考えています。銀行にとっては、保証人への情報開示は当然です。
ただ、その知人の情報を細かく教えてしまうのは情報漏洩となりますので、ある程度は大まかなことしか話しません。
例えば、これまでの返済はしっかりしているとか、信用できる資産があるといった感じです。
まあ、いきなり保証人になるよりも、まずは銀行にその申込者は大丈夫なのか聞いたほうが安心できるというものですよね。
しかし、ここで注意したいのは、銀行がお墨付きをしたからと言って、何かあったときに銀行の性にすることは難しいということです。
債務者が返済できなくなり、保証契約の前に確認したら銀行に大丈夫だと言われたと返済を拒んでも、それは一般的には通用しません。
保証人になるかどうかを判断するのはあくまでもその人個人の問題であり、銀行の意見は参考材料の1つに過ぎないからです。
銀行が積極的に嘘の情報を流して契約に持ち込んだというのなら話は別ですが、普通は参考程度にして、自分の責任のもと判断しなくてはいけません。
また、ここでは銀行としていましたが、これはすべての金融機関に当てはまることです。