メモ用紙に書かれた保証契約も有効
保証契約が行われるのは、何も貸金業者などの業者だとは限りません。
自分が知人にお金を貸すときに、別の知人にその保証人になってもらうこともあるでしょう。
お金を貸す側は業者ではありませんので、保証契約書なるものを持っていません。知人同士のお金の貸し借りでは、ノートやメモ用紙で代用することも多くなります。
では、メモ用紙に「Aさんの保証人になります」と書いてもらった保証契約は、果たして法律的にはどうなるのでしょうか?
答えは、メモ用紙やノートなどに書かれたものであっても、保証契約書となり法律的にも有効となります。
もちろん、ただAさんの保証人になりますとだけ書いてもらっても意味がわかりませんので、それだけでは当然駄目です。
表題に契約書や念書、合意書といった文字を入れ、署名捺印してもらうことが大切です。
また、できれば保証する金額や日付など、保証契約が明確にわかるようにしたほうが良いでしょう。その上で、保証契約の元になる金銭消費貸借契約書をコピーして渡せば完璧ですね。
まあ、難しく考えなくても、要は保証人になりましたということが明確にわかれば良いだけなので、書式に気を遣う必要はありません。