信用保証協会
信用保証協会とは、中小企業が銀行などの金融機関から融資を受ける際、その債務を保証することを主たる業務として設立された特別法上の法人になります。
保証人を用意しなくても、この信用保証協会に保証人になってもらえば、銀行から借入をすることができるということです。
信用保証協会は、全国の都道府県単位で47協会あります。また、横浜市、川崎市、名古屋市、岐阜市、大阪市の5協会は市単位になり、合計で52協会になります。
信用保証協会の目的は、銀行から融資を受けにくい中小企業の債務を保証することで、中小企業に対する金融を円滑にすることにあります。
もともと中小企業を支援するための機関になりますので、積極的な姿勢で保証人になってくれるということです。
もちろん、信用保証協会の保証を受けるには審査があり、適切な経営計画などを提示する必要があります。誰でもといったことではありませんので、注意しましょう。
信用保証協会の保証を受けると、中小企業は一定の保証料率に基づいた保証料を支払うことになります。
そして、信用保証協会の保証によって融資を受けた中小企業が支払い不能に陥ると、信用保証協会が銀行に代位弁済をしてくれます。
ただ、その後信用保証協会から請求を受けることになりますので、借金がなくなるわけではありません。
要は信用保証協会から借入をするようなものだと考えてください。