安易に自己破産する人達
数年前から債務者保護ということがしきりに言われるようになり、貸金業者は悪者で債務者は被害者という構図ができあがっています。
これも、マスコミやクレサラ系弁護士の努力の賜物なのでしょうが、そうした債務者保護が安易に自己破産をする人達を増やしているのも事実だと思います。
マスコミやクレサレ系弁護士が、自己破産を推奨するよるような表現を使うことも多々あり、債権者を馬鹿にしているとしか思えません。
マスコミやクレサラ系弁護士は、貸金業者の取立の厳しさによって自殺する人が急増しているなどとまくしたてていますが、それは貸金業者でも違法なヤミ金融業者によるものがほとんどです。
ヤミ金融業者には自己破産も何も関係ないところがありますので、そもそも借金で苦しむなら自己破産をしようと呼びかけること自体がおかしいと思います。
現在、自己破産への抵抗は若い人になればなるほど薄くなっていると思います。お金を借りれるだけ借りて、それで駄目になれば自己破産をすれば良いと考える人が本当に多くなっています。
また、今回の法改正で、貸出金利の引き下げや総量規制が段階的に実行されていきますが、安易に自己破産をさせない手としては一応の効果は得られると思います。
安易な自己破産をさせないために、貸金業者の貸付を抑制するというのはスジは通っていますが、この世からヤミ金融業者をなくさない限りは、その効果も限定的だ言わざるを得ません。