自己破産後に大量のDMが届く
自己破産をした人の自宅に、融資案内のダイレクトメールが大量に届くことが多くあります。自己破産をした人からすれば、何でそうなるの、という気持ちだと思いますが、これも必然だと思って諦めるしかありません。
自己破産をすると、そのことを誰かが言いふらすというわけではありませんが、ご近所の噂を止めることはできないと思います。
まったく近所付き合いがないという鎖国状態の人なら噂もたたないと思いますが、そうではない人は、自己破産をするとそれがだいたい近所で話のネタにされてしまうと思います。
でも、そうした近所の噂話が発端になって、ダイレクトメールが届くわけではありません。
ダイレクトメールが届く理由は、官報に自己破産者の氏名や生年月日、住所が載せられるからです。しかも、官報はインターネットで見放題になります。
普通にインターネットを見ていても、官報のホームページに行くことは恐らくないと思います。勤務先の同僚がたまたま官報を見て、何てことはまずありません。
官報を見るのは、そこにある情報を得るのが目的の人達だけだと思います。そして、その人達というのは、ヤミ金融業者の皆さんになります。
ヤミ金融業者の中には、官報で破産者の情報を取得して、破産者に対して融資案内のダイレクトメールを送るところがあります。
自己破産者は正規の貸金業者からはなかなかお金を借りられませんので、そこに目をつけたということです。
甘い誘い文句に騙されないように、自己破産した後でも十分気を引き締める必要があると思います。