新たな借り入れが自己破産への近道
自己破産に至る人のほとんどは、多重債務者になります。借金が300万円ある人でも、借り入れ件数が3件程度であれば、自己破産になる人は多くありません。
ところが、借金が200万円でも、借り入れ件数が10件を超えるような場合では、自己破産になる人はとても多くなります。
自己破産になるという人のパターンとして、返済のために新たな借金をして、多重債務者になっていくということが多いのです。
毎月の返済をしっかりとしていくことはとても大切なことです。しかも、毎月の返済を怠って延滞になってしまうと、もうどこからも融資が受けられなくなってしまうのです。
実は、この考えが1番危険なのです。延滞するともう新たな借金ができなくなるというのは、一見ピンチのように思いますが、新たな借金をすることこそが実はピンチを広げることになっているのです。
返済に窮した場合、新たな借金をすればその場は回ります。ただ、それはあくまでもその場しのぎしかならず、借金が増えただけでなのです。借金が増えれば増えるほど、それだけ自己破産に向かっているということです。
生活苦のため、借金をしなければ生きていけないという人も多いと思います。返せる当てもないのに、今を生きるために借金をする人も多いと思います。
そうした人は、初めから返済できなくなることは薄々気づいているはずですから、破産の確信犯だと思います。どうせ行き詰るのなら、早いうちに行き詰ってしまうことです。
金利はみなさんが思っているよりもとても高額です。後々になって自己破産をして再出発するのですから、借金を増やす前に何とか手を打つことを心がけましょう。