健康保険料の滞納は免責されない
昨今、国民健康保険料を払わない人が増えているのが問題視されています。国民健康保険は、勤務先の健康保険や公務員共済組合に加入している人以外の日本国民が、強制的に加入しなければならないものです。
日本国民なら必ずどれかの健康保険に加入しなくてはいけません。
わたしなんかは、ここ10年ぐらいは病院に行っていませんので、加入しなくても良いなら加入したくありません。それでも、これは国民の義務だということで健康保険料を毎月支払っています。
しかし、健康保険料を支払わない人はたくさんいます。原因は、わたしのように別に健康保険に加入してもそれを活用する機会がなく、健康保険に加入しても家計の負担が増えるだけだからでしょうか。
健康保険料の未払いに対して特に罰則もなければ督促もないというのも、大きな理由だと思います。健康保険料を支払わないことで生じるのは、保険証がないというだけです。別に病院に行かない人にとってはさしてマイナスにはなりませんよね。
また、所得が低い人にとっては、毎月の健康保険料の支払いが困難ということもあると思います。健康保険料を支払うよりも、まずは住居や食事にお金を使わなくてはいけません。
自己破産をする目的で1番多いのは、生活苦です。そのため、自己破産をする人には、健康保険料を滞納している人がたくさんいます。
ここで注意しなければいけないのは、健康保険料の滞納は免責されないということです。自己破産をしても健康保険料の未払い分については免除されませんので、支払いを逃れることはできないのです。
借金は自己破産をすれば免除されます。このことを考えれば、支払いの優先順位は健康保険料、次に借金としたほうが良いということです。