自己破産は免許証に載る?
自己破産について1番誤解されていそうなのが、破産の事実が自動車運転免許証に記載される、ということではないでしょうか。
今や身分証明書と言えば自動車運転免許証となるように、自動車運転免許証は自動車の運転ができるかどうかの単なる資格証明という位置づけではないと思います。
何かの会員になるには、この自動車運転免許証の提示を求められますし、預金口座などを開設するときにも提示を求められると思います。
自動車運転免許証はいろいろなところで身分証明として活用されているため、別に自動車の運転をしない人でも、身分証明のために取得して携帯することが多くあります。
そんな、何かと他人に見せることが多い自動車運転免許証に、破産の事実が記載されれば大変ですよね。
自動車運転免許証には、どういった自動車を運転できるのかという本来の趣旨以外にも、生年月日や住所、本籍地、顔写真といった個人情報までが記載されています。
さらに、自動車運転免許証には犯罪歴の有無も記載されているいて、このことはあまり知られていないと思います。
しかし、破産についての情報は一切掲載されていません。
1番他人に見せることの多い自動車運転免許証には、破産の事実は記載されませんので安心してください。もちろん、破産という文字が記載されていないだけでなく、破産の事実を示すような番号なども記載されていません。
自己破産をしても、自動車運転免許証にその事実が記載されることは一切ありませんし、その他の免許証と呼ばれるものについても同様なので、そのへんのことを心配する必要はないと思います。