自己破産は西日本に多い
自己破産者は西日本に多いというデータがあります。これは、消費者金融業者が加盟している全国信用情報センター連合会の関連企業である日本情報センターが分析した結果だそうです。
人口10万人あたりの自己破産者の人数を算出して、その割合を調べると、総じて西日本が高い割合になったそうです。
都道府県別の自己破産者の割合が多いベスト10では、実に西日本の9県も占めたそうです。
特に、九州地区の自己破産者の割合が多く、500人に1人以上の割合で自己破産者がいるそうです。これは、もっとも自己破産者の割合が少ない県の2倍以上になります。
500人に1人は自己破産者がいるということは、結構身近に自己破産をした人がいるということですよね。
この結果は、自己破産をしやすい人が多いということではなく、西日本のほうが東日本よりも景気が良くないということを表していると思います。
東京に近い県は潤っていても、東京から遠く離れた地方では雇用が安定しないということなのでしょう。
借金癖があって自己破産する人も当然いると思いますが、それは生活苦から自己破産に陥ってしまう人に比べれば、本当に僅かだと思います。
収入が安定してあれば自己破産になどにはなりません。収入が安定しないから、借金でその穴を埋め、そして段々と利息の支払いが大きくなって自己破産するのだと思います。
貸金業者は東京に集中していています。地方には貸金業者は少ないはずです。
貸金業者の誘惑の多さでは比べものにならないほど東京のほうが多いはずですが、それでも地方のほうが自己破産者の割合が多いというのは、それだけお金に困っている人が多いということなのでしょう。
また、単純な自己破産者数で言えば、人口の多い関東地区が1番になると思います。