請求したらいつもらえる?
過払い金を請求し、いつそのお金がもらえるのかということは、借金で苦しんでいる人にとってはとても重要なことだと思います。しかし、過払い金がいつもらえるのかは、完全にケースバイケースになります。
過払い金返還請求をして、翌日に入金があったという例もあれば、裁判にまで発展してそこで長引き、1年経ってもまだ過払い金がもらえないという例もあります。
ただ、ケースバイケースといっても、過払い金の額によって多少は決まる部分もあります。
一般的に、過払い金の額が100万を超えるような高額になれば、貸金業者の抵抗が激しいために、過払い金を受け取るまでにとても長い期間がかかることが多くなります。
過払い金が高額になれば、取引履歴の開示から時間がかかる場合も多く、和解交渉も長期化する傾向にあります。
この場合の過払い金が高額というのは、過払い金の全体でというのではなく、貸金業者1社ごとに対してという意味です。
貸金業者10社と取引している場合に、1社1社の過払い金が10万円で、過払い金の合計が100万円になっても、この場合では高額とは言いません。
上記のように、過払い金が1社に対して10万円以内のケースなら、比較的早く過払い金を受け取れると思います。
貸金業者としては、過払い金100万円を交渉で80万円に減額するのと、過払い金10万円を交渉で8万円に減額するのとでは、利益の度合いが全然違います。
過払い金をもらえるまでの時間は、過払い金の額に左右されることがあることを覚えておきましょう。