過払い金が税金の滞納に充てられている
ここ数年、低所得者の税金滞納が著しく、国としてはとても困っています。格差社会などと呼ばれ、子供の給食費や出産費用が支払えない低所得者の数がとても多くなっています。
そうした低所得者の多くは、生活苦から借金に走り、多重債務者になることが多くあります。低所得者のどれぐらいの割合の人が借金で生活をしているのかはわかりませんが、大多数に上るのではないでしょうか。
現代はとても簡単にキャッシングができる時代です。アルバイトや主婦、学生でもキャッシングができ、申し込みから30分後には現金を手にできるという手軽さで、多くの人が借金をするようになりました。
そして、そのことは同時に、多くの人に過払い金が発生していることにもなったのです。
国は税金の滞納者の代りに過払い金を貸金業者に請求し、そこで得た過払い金を税金に充てるという行為に数年前から打って出たのです。
そして、これは税金の滞納問題を解決する1つの方法として、実証されたのです。
国は国でも、そうした行為をしているのは市町村ですが、すでにこの行為で成功している市町村があり、今後全ての市町村、さらには国レベルで実施していくことが予想できます。
ただ、この行為は税金の滞納者の権利を侵害しているとの批判もあり、そうした声を抑えるための何らかのルール作りが行われるのではないかと思います。
過払い金は何だか怪しい行為のようで、その権利があっても積極的にはしたくないという人も多いと思いますが、過払い金の請求は合法というだけでなく、国が行うような正しい行為だと認識を改める必要があるのかもしれません。