過払い金返還請求通知書
取引履歴を引き直し計算して、過払い金が発生していることがわかったら、いよいよ過払い金の請求に移ります。
過払い金を請求するには、過払い金返還請求通知書を相手先である貸金業者に送ることが必要です。過払い金返還請求通知書という難しい言葉を使いますが、ただ書面の冒頭にその言葉をつけておくだけです。
この言葉をつけておけば、どういった内容の通知なのかわかりますので、難しく考える必要はありません。
過払い金返還請求通知書には決まった形式はなく、パソコンでも手書きでも、どんな書式でもかまいません。
ただ、自分で過払い金返還請求通知書を作成する場合には、解説本などで一応どういったものなのかを確認しておいたほうが良いと思います。
どういった契約に基づいて発生した過払い金なのか、支払い期日や振込先口座など、記入を忘れるとその後の段取りに影響することがありますので、多少は慎重に作成したほうが良いと思います。
クレサラ系弁護士の無料相談を受けて、過払い金返還請求通知書の雛形をもらうという方法もあります。ここらで1度プロに相談するのも良いと思います。
どういった書面を送ったのかいつでも確認できるように、過払い金返還請求通知書は必ずコピーをとり、1部は自分で持っているようにしましょう。
また、過払い金返還請求通知書を送る際には、必ず過払い金を算出した計算書を添付してください。その計算書が過払い金の根拠になりますので、忘れないようにしましょう。
貸金業者への郵送は配達記録を利用します。過払い金返還請求通知書の送付先は、大手の場合にはホームページに載っている専用の送り先、そうでない場合には契約した支店に送りましょう。
仮にその支店ではなく、別部署の管轄になったとしても、その支店からその管轄部署に送ってもらえますので、大丈夫です。