過払い金とは
過払い金とは、貸金業者と取引をしている人、または過去に取引をしたことがある人で、本来支払う必要のないお金を貸金業者に支払っていた場合に、請求することでその分を返してもらえるというお金のことです。
「サラ金でお金を借りて、1年ぐらい返済しているけど、過払い金はありますか?」
いいえ。その場合には残念ながら過払い金はありません。
「サラ金でお金を借りて、もう10年ぐらい返済しているけど、過払い金はありますか?」
はい。過払い金はあります。サラ金業者から受けている融資の額や、実際に契約している金利によって過払いの金額は変わってきますが、100万円を超える過払い金が期待できます。
「今は借金はないけど、昔にサラ金からお金を借りたことがある。現在借金がなければ過払い金はないですよね?」
そんなことはありません。このケースでは、ほぼ100%過払い金があります。年率20%を超える金利でサラ金からお金を借り、それを全て返したという人は、100%過払い金があります。
現在各地では、大手の貸金業者を相手に過払い金返還請求訴訟が多数行なわれています。過払い金を貸金業者に請求した人の数は正確にはわかりませんが、数千人、もしかしたら1万人を超えているかもしれません。
しかし、過払い金が発生している人は推定で1000万人にもなり、潜在している過払い金の総額は10兆円にもなるとも言われています。
つまり、過払い金を受け取れる権利がある人が世の中には溢れているのです。家庭で考えれば、10世帯あれば1世帯は過払い金を受け取れるということです。
貸金業者から借金をしたことがある人はそれだけ多いということで、その多くの人が請求すれば過払い金を受け取れるということなのです。